ライトノベル 先輩とぼく2 レビュー

タイトル 先輩とぼく2
著者 沖田雅
イラスト 日柳こより
出版 電撃
発売日 2004年6月


執筆者:jade 評価:
今回の話を一言で表せば正統派幼馴染VSポッと出の馬の骨(笑
はじめの幼馴染の嵐ちゃんが登場して先輩との三角関係を面白おかしく描きつつ、前巻の伏線…というかネタをさらに深く掘り下げてみたのが今回のお話です。

ある程度予想していましたが1巻よりも遥かに出来は落ちますね(苦笑
前半部分は相変わらずのノリで思わず笑いがこみ上げてくるのですが中盤以降は同じような会話と展開に流石に飽きてきます。この辺りはラブコメの宿命なんですが漫画に比べ小説だとそれが顕著になりますね。

前回はほとんどはじめ視点で進められていたのに対し、今回ははじめ・先輩・嵐の3人の視点が頻繁に切り替わって進行していくのですがそれが個人的には気に食わなかったですね。主に出来事の中心人物の視点で進められていくため、見えすぎてしまうんですよ。
すべての出来事を把握できるいわゆる神の視点を取り除き、終盤の先輩の日記で見えなかった部分を補完するというのが1巻で最も好きなところだったので、それがない今回は魅力半減といった感じなのですよ。作中でオーラに“見えないことで、色々なコトが見えてキマス”と言わせているのが何とも皮肉なところですね(´・ω・`)

読み終わった感想は本全体にかかるストーリーはイマイチだったもののはじめと先輩の掛け合いを中心としたラブコメ部分は前回同様楽しめたということ。これなら最後まで力押しで行っても良かったんじゃないかと思います。中盤以降は物語の謎解きとラブコメを平行したせいで中途半端になったような気がしますしね。
1巻は気分転換で書いたと言っていたのでこの作家は下手にストーリーを考えず勢いだけで書いたほうがいいのかもしれません。
今後もまだまだシリーズは続くと思いますがこの先1巻を越えることはないような気がします。この作品はシリーズ化しなかったほうが良かったかもしれませんね。


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